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いまさら人には聞けないマインクラフト



子どもたちの間で急速に広まったマインクラフト。特にテレビコマーシャルが流れているわけでも、ネット広告があるわけでもなく、ここまで流行している理由は?子どもたちが夢中になる理由は?今回は、いまさら人には聞けないマインクラフトを紹介します!

教育強国スウェーデンから世界へ

マインクラフトは2009年にスウェーデンのMOJANG(モヤン)社から発売されたゲームで、「サンドボックスゲーム」というジャンルに位置付けられます。サンドボックス(=砂場)で遊ぶように、特定の目的があるわけではなく、ずっと建物をつくっていたり、あるいはつくられた世界を冒険したりなど、遊び方がプレイヤーにゆだねられているゲームのことを言います。中でもマインクラフトは、世界が3Dの四角いブロックだけでできていることが大きな特徴です。

スウェーデンでは、マインクラフトを用いて英語や算数を教える試みが学校でなされているほか、「子どもにとって理想的なまち」をつくるまちづくりのプロジェクトにマインクラフトが使われた事例もあります。ゲームの中にひとつの新しい世界をつくりあげ、その世界の中で、自分の分身(アバター)を動かすことで様々な体験をすることができるのです!

なにができるゲームなの?

「マインクラフトはなにができるゲームなの?」という質問に対する答えは、子どもたちの方が良く知っているかもしれません。人それぞれで遊び方が違うのが特徴で、例えば冒険好きの子どもなら、「洞窟や廃坑、ネザー(地獄の世界)を冒険して、ドラゴンを倒すんだ」と言うかもしれませんし、ものづくりが得意な子どもなら、「3階建ての大きな家をつくれるよ。秘密の地下室もあるんだ」「あの映画に出てくる街をつくって遊んだよ」と言うかもしれません。様々な遊び方を提供してくれるマインクラフトは、ゲームというよりはむしろ「遊び道具」に近いのかもしれませんね。

マインクラフトに夢中になる3つの理由

十人十色の遊び方があるマインクラフト。子どもたちがマインクラフトに熱中する理由を3つ考えてみました!

終わらないゲーム

マインクラフトには一応、ほかのゲームと同様に「エンディング」があり、「ラスボス」(=最後の強敵のこと)も存在します。しかし、ラスボスを倒しエンディングを見たところでゲームは終わりません。ラスボスのドラゴンを倒すという目的が達成されたときには、子どもたちから次々と新しい目的が生まれていくのです。例えばその目的は、「ダイヤモンドを箱いっぱいに集める」とか、「全自動で小麦やカボチャを収穫する施設をつくる」とか、「経験値を集めて最強の武器をつくる」などになります。自分で目的を決めて、それを達成するために、試行錯誤をしながらゲームをプレイします。

さらに、マインクラフトを語るうえで欠かせないのがMOD(モッド)と呼ばれる概念です。Modification(変更・修正)からきた言葉で、マインクラフトに様々な変更や追加要素を付与することを示します。これはいわゆる「改造」とは異なり、ゲーム制作者側からも認められた様式変更で、電気の概念を追加するMOD、月に行けるようにするMOD、ダンジョンが生成されるようになるMODなど、マインクラフトのユーザーによって5000種類以上作成されています。筆者もいくつかMODを入れて遊びましたが、マインクラフトを遊びつくすということは不可能でしょう。マインクラフト自体もアップデートで新要素が追加されていきますから、これがマインクラフトに夢中になる理由のひとつと言えるでしょう。

マインクラフトD-SCHOOL
ブロックを使って絵や文字も描ける

世界の支配者になれる

二つ目の理由として、自分だけの世界をつくることができ、その世界の支配者になれるということがあります。これは普段の生活ではなかなか体験できないことですよね。

皆さんは秘密基地をつくったことはありますでしょうか。川や林の人目につかないところに、段ボールや落ちているものを集めて、自分たちだけの空間をつくる。これに似たような感覚があります。自分の思い通りに物を置いて、必要があれば草刈りや石を並べて整地して、誰にも文句を言われずに、あるいは仲間と協力して納得できるものをつくります。

もちろん、支配者とはいえ、うまくいかないこともあります。その時に、どうしてうまくいかないのかを自分なりに考えて、つくりたいものをつくりあげていくというプロセスが入ってきます。 ネットで情報を集めたり、やり方を工夫してみたりして、自分の世界をつくりあげます。こうしたトライ&エラーができる環境がマインクラフトに備わっていることが、自分自身をやる気にさせて夢中になる仕掛けのひとつだと言えるでしょう。

他人の世界から影響を受ける

マインクラフトをプレイしているのではなく、他人のプレイムービーを見ている子どもの姿を見かける機会はありませんか?YouTubeをはじめとする動画共有サイトには、マインクラフトのプレイムービーや、声やプレイヤーの映像が入った「実況プレイ」が多く共有されています。それぞれの動画は、ゲームのプレイヤーごとに独自の魅力があるものばかりで、そのプレイスタイルに影響されることはしばしばあります。「こんな遊び方もあるんだ」「この人がつくっている隠し扉をつくってみたい!」といった、子どもの創作意欲をくすぐるポイントがちりばめられているのです。

また、マインクラフトは自分の世界に友達を招くこともできます。友達に自慢できるような建物や装置をつくったり、あるいは友達と協力してひとつの目的を達成したりすることができるのです。なにか作品をつくりあげたという満足感や、友達や家族を驚かせることで得られるやりがいが、どんどん子どもを夢中にさせていくのだと感じます。

マインクラフト
遊び方次第でどこまでも広がる世界

まとめ:ゲームで遊びながら学ぶということ

今回は、いまさら人には聞けないマインクラフトというタイトルで概観を紹介してきましたが、いかがでしたか?

子どもたちが、それぞれ自分の遊び方を発見していき、自分のつくりたい世界をつくっていき、目的を達成するためにインターネットで調べたり試行錯誤したりしながら、「子どもが自分で育っていく」という印象を感じられるのではないでしょうか。夢中になることで成長していくという点においては、音楽やスポーツ等の習い事にも通じることがあるかもしれません。

今回の記事ではマインクラフトの概観を紹介しましたが、英語や数学の教育に用いられ、2020年度から必修化される「プログラミング教育」にも活用が期待されています。

D-SCHOOLでは、マインクラフトコースを常設していますので、ぜひ、マインクラフトでプログラミング教育を先駆けて体験してみてください。お待ちしております!

この記事を書いた人
水島滉大(D-SCHOOLエンジニア)

静岡県立大学経営情報学部 卒業
高校教諭 第一種免許状(商業、情報)取得
大学ではプログラミングやマルチメディアを学び、学生時代よりプログラマとしてD-SCHOOLをサポート。プログラミング教育に精通し、高校教諭免許を取得。
マインクラフト歴7年の日本屈指のマイクラユーザー。
マインクラフトユーザー、現役プログラマ、そして教育者の3方向から子どもたちが楽しく学べるコースを開発中。
2019年夏にKADOKAWAより「自分で作ってみんなで遊べる!プログラミング マインクラフトでゲームを作ろう!」を出版。

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