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プログラミング教育最前線!日本の小中学生がつくったアプリがすごい!



プログラミング教育は、2020年から小学校でも取り入れられることが決まり大変注目を集めています。今回はそんなプログラミング教育の成果として、小中学生がつくったスマートフォンのアプリをご紹介します。どのアプリもアプリストアなどに登録されて、スマートフォンやタブレットで使うことができます。

アプリの企画からプログラミングまで全部子どもたちがやったのですから、すごいですね。子どもなりのユニークな発想のものや、プロフェッショナルなプログラマーとして即戦力になりそうなものもあります。

子どものプログラミング教育を考える一例として興味深く、学ぶことが多いですね。

計算RPG(iPhone)

2012年に当時小学6年生の小原凱也くんがリリースしたiPhoneアプリです。モンスターが出す計算を解いて、モンスターを倒し、アイテムやゴールドを集めていくロールプレイングゲーム風の学習アプリ。

足し算、引き算、割り算、掛け算で、小学生がゲーム感覚で計算練習でき、また大人の脳の活性化にも役立ちそうです。お金をためてアイテムを買えますが、借金もできるなど凝ってるのがとってもユニーク。課金して追加ダウンロードもできるなど、商品化も見すえているのがスゴイ!

小原くんは小5の時からプログラミングを初めたそうですが、この計算RPGで「アプリ甲子園2012」で3位になりました。

席替え!楽!楽!(iPhone)

まことに子どもらしい発想のアプリです。教室での席替えは、小中学生のころは一喜一憂するものです。揉めてケンカになることも。そんなややこしい席替えを5分でできるアプリです。これで揉めずに瞬時に席替えが可能。

創ったのは当時小学6年生の長滝谷晋司くん。2013年のアプリ甲子園の決勝戦でプレゼンしています。小学生らしい問題を解決するアプリですね。乱数でランダムに並び替えられるので公正な席替えができます。席替えのためのアプリをつくろうという発想がすばらしい!

allergy〜世界中のアレルギーの人のためのアプリ〜(iPhone)

「アプリ甲子園2015」で優勝したアプリです。開発したのは、当時小学6年生の中馬慎之祐くん。自身が卵アレルギーでヨーロッパ旅行先のレストランで上手く伝えられなかったことが開発のきっかけだそうです。U22プログラミングコンテストでも経済産業大臣賞を受賞しています。

allergy」はアレルギー情報を翻訳するアプリで、9つのアレルゲン9つの言語に対応。自分が食べられないアレルゲン情報を画面で選択し、多言語に翻訳、外食の際に画面を見せるだけで、アレルゲンが含まれているかどうか確認することができます。海外旅行先のレストランなどで使え、実際海外旅行に行くママ達に活用されています。

発想といい、シンプルで使いやすい仕様といい、すばらしいですね。小学6年生でも世界中の人のために役立つものがつくれるというのは、プログラミングってすごいなと思わされます。

見えるプレゼンタイマー(iPhone)

開発したのは、角南萌さん。当時中学2年生。2012年の第2回アプリ甲子園で優勝しました。角南さんは、インターナショナルスクールに通っていて、プレゼンの授業が多いことから、自分が使えるアプリを開発。プレゼンタイマーは従来からありましたが、プレゼンの実情に合わせた工夫が盛り込まれたアプリになっています。プレゼンの順序や構成、時間配分を簡単に設定することができ、進捗状況がわかるというもの。

自己紹介○分○秒、研究動機○分、研究内容○分、考察○分、今後の課題○分と細かく設定することができ、円グラフで視覚的に進捗状況がわかります。アプリ甲子園での角南さんのプレゼンも大人顔負けで評価されました。

全く子どもっぽさは一切なく学校でもビジネスでも、プレゼン時に重宝しそうなアプリです。

お薬のじかん(Android)

開発したのは、当時中学3年生の福井一玄くん。「アプリ甲子園2013」で3位に選ばれました。社会問題の高齢者の孤独死を防ぎたいと、中学生が考えて作った秀逸なアプリです。

高齢者向けの薬飲み忘れ防止アプリ。高齢者向けということで、操作がとても簡単につくられています。服用時間を設定すると、アラームが鳴り、「5分後」か「飲んだ」ボタンを押すとアラームが止まる仕組み。「5分後」だと再度お知らせしてくれます。飲み忘れの多いお薬を確実に飲めるように工夫がされています。薬を飲み「飲んだ」ボタンを押すと、メール画面になり家族にメールが届き、遠方に住んでいる高齢者の方の安否確認ができます。

すぐに使えて、役立つアプリですね。説明がなくても直感的に使えるデザインにしたという工夫もGood!「お薬のじかん」は多数の専門誌やテレビにも取り上げられました。

元素図鑑(iPhone)

小学5年生の女の子カエデさんが作ったアプリ「元素図鑑」。化学の勉強ができるアプリです。

元素記号の解説やあわせたゆるキャラがでてきます。元素カルタや元素パズルで遊びながら楽しく周期表が学べるというもの。イラストを書いたり自分で音声を録音したりと1人で工夫しながらつくられています。小学5年生でここまでできるって、スゴイですね。

まとめ

いかがでしたか?まだまだご紹介しきれていませんが、プログラミングを学んだ小学生や中学生が自分の発想を形にして開発したアプリは多数あります。また今回は日本語で提供されている、日本の小中学生のアプリのみのご紹介でしたが、世界に目を向けると小中学生が開発した秀逸なアプリが多数あります。

プログラミングのすごいところは、子ども1人でもアイデアや工夫次第で、国境を超えて多くのユーザーの役に立つものをつくることができるということ。アイデアや願いを形にすることが可能ということです。

たくさんの子供たちが興味をもって、プログラミングに取り組み、こんなすごいアプリ開発ができるようになるといいなと思います。

この記事を書いた人
デジタネ編集部

「ライフスタイルとしての学び」を提供するEdTech Companyとして、最新テクノロジーを活かしたデジタル教育を提供。
マインクラフトやRobloxといった子どもに大人気のゲームを活用したプログラミング教材を提供する「デジタネ(旧D-SCHOOL)」を運営。また、小学校・中学校・高等学校向けにプログラミングやクリエイティブ授業を提供。

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