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【インタビュー】D-SCHOOLプログラミングコンテスト Scratch賞:伊藤 優大さま

こんにちは。D-SCHOOLオンラインです。

今夏開催したD-SCHOOLプログラミングコンテストにてScratch賞を受賞された伊藤 優大さまと保護者さまにインタビューをさせていただきました!

ー Scratch賞受賞おめでとうございます。受賞を聞いた時のお気持ちはいかがでしたか? 
素直に嬉しかったです。
当日は学習塾で模試があったので、リアルタイムで受賞式は見られませんでしたが、母がスマホでとってくれていたものを送ってくれて知りました。

最優秀賞ではありませんでしたが、自分では満足しています!

ー今回の作品は「 UNDERTALE (アンダーテール)」の影響を受けて作られたとのことです。 
 どのようなところに魅力を感じ、構想を練られたのでしょうか?
「UNDERTALE」のストーリーは自分の考えと共通するところがありました。
例えば正義や悪についての考えなのですが、アンダーテールの主人公は行動次第でなんでもできて、その行動次第で何になるかが決まります。行動や選択ひとつでヒーローにも虐殺者にもなりうるというところに魅力を感じました。
その中で自分が考えたことは“誰にでも正義がある”ということ。ただその正義で戦争などが実際に起きているし、正義の味方も含め全て無くすことが本当の平和なのではないかというところに辿り着きました。
この考えをこの作品を通して他の方へ伝えたいと思いました。

ーなるほど。「 UNDERTALE 」という作品から優大さまが感じたことを、さらに自分なりに考えて、それを形にされた壮大な作品でした。そんな今回の作品でこだわったことや大変だったことはどんなことですか? 
まずRPGの基礎を作るということから始めました。
戦闘
のシステム、アイテムを使って何が起こるか、プレイヤーの移動などを「Scratch」で全て一から作ったのは大変でした。
以前RPGツクールを使って色々と作ったことがありましたが、それには元から上記の動きが入っていましたが、「Scratch」にはそれがないので、本当に全て作りました。
ダメージ計算も作品によって異なるので、その辺りも全て自分で考えました。
他の人に聞いても、RPGを作るプログラムの裏を知っている人はほとんどいないので、自分で考えるしかなかったです。

あとは細かい部分も作り込みました。
プレイヤーの歩くアニメーションやこうしたらこうなるという条件を隅々まで考えてプログラムを組みました。
一度行った場所でもある条件を満たすと会話が変わるなど、プレイヤーに自然な世界を味わってもらいたかったので、その点もこだわったひとつです。 

▼ピクセルス!RPG

 

ー今の言葉からものすごく丁寧に作られたことが伝わってきますし、ゲームをプレイする方にもその想いは伝わると思います。
優大様にとってプログラミングとはどのような存在ですか?
プログラミングは神様が世界を作るのと同じように、天地創造をできるものだと思います。
自分の世界を作ることができます。
小説家や漫画家と同じように世界を描け、プログラミングはさらにそれを動かすことができるところが好きです。

ー今後の目標・チャレンジしてみたいことはなんでしょうか?
「Scratch」はただのおもちゃで、教育版と聞くと憤怒の気持ちが湧いてきました。
でも、今思うと確かに「Scratch」だと処理速度の限界はあるし、公開できる幅にも限界があるので、今回の作品制作ではその限界を見られました。
これからは今まで学習したことをもとに、新しい言語Unityを学んで、「ピクセルス!RPG」の完成版を作ります !
頭の中にはプロジェクトの構想があるので、10年以内には全て完成させたいと考えています。

ー大プロジェクトですね!完成したらぜひ拝見させていください。 


保護者さまにもお話を伺いました。 

ー最近の優大様のご様子や時間の過ごし方をお聞かせください。
中学3年生なので、高校受験を控えており、夏休みは夏期講習でほぼ毎日塾で、9月には大事なテストもありました。
親としては勉強勉強!という気持ちでした。

夏休みのサマーキャンプやコンテスト応募も親としては反対したのですが、本人からどうしてもやりたいという希望があったので、午前中にサマーキャンプ、午後は電車に乗って移動し夜10時まで塾という日がありました。
それでも本人が頑張る、むしろコンテストに応募できない方が辛いというほどだったので、参加することを承諾しました。

空いた時間は本を読んだり漫画を見たりしています。あとは先ほど本人が言っていた通り、アイディアノートに色々な構想を書き溜めているようです。親には見せてくれませんが。(笑)

ーあ、先ほどのノートですね!ではプロジェクトが完成したときに全貌が明らかになりますね!楽しみです。
これだけ熱心にプログラミングに取り組む優大様を保護者様としてどのように見守られたり、関わられたりされていらっしゃるのですか?
パソコンやタブレットは「Screen Time」(ペアレンタルコントロール)で、1日30分のみに時間制限しています。
パソコンを使う時間以外でアイディアノートに書いた構想を、パソコンを使う30分にものすごく集中して制作していますので、計画立てて取り組んでくれているなと感じています。
「ゲームプログラムを支える技術には先端的な数学が使われており、中学校の勉強はその基礎を為す」といった趣旨を伝えるようにしているつもりですが、理解させるのはなかなか難しいですね。

ー毎日30分だけなんですね。それだけ計画立てているのであれば、勉強の方もきっちりと取り組んでいただけていると思いますよ!
優大さまには長く教室へ通っていただいており、プログラミングスキルは年々レベルアップしていますが、そのほかにもプログラミング学習で身についたと感じられる力はございますか?
コンテストの応募した作品はかなり苦労した大作で、数ヶ月かけて計画的に作り上げたものなので、コンテストの締め切りまで を見通して、自分のプロジェクトとして計画立ててやっていくということができるんだ、という点ではかなり驚かされました。
息子の性格的に興味が移ろいやすいので、今回こうした長期間の見通しを立てて、物事を進められたことに成長を感じ嬉しく思っています。
次は高校受験に向けて学習の計画を立ててくれるのではないかと期待しています。

ーこれだけの大作を作り上げられるほどの計画を立てることができていらっしゃるので、受験勉強の方にも生かされてくると思います!講師・スタッフ一同サポートさせていただきます。
それでは最後に今後の優大様のご活躍に一言お願いいたします。
お父様より
D-SCHOOLに通学したことで夢中になれるものを1つ見つけることができました。
プログラミングという好きなことを軸にして、興味関心・学びの幅を広げていっていただければいいなと思っています。

お母様より
最初は「マイクラッチ」のコースで学習をしていましたが、D-SCHOOLクリスマス会で「Scratch」で作った作品を見て、これをやってみたいと次の週から 「Scratch」のコースに移行しました。
まさかその時にここまでできるようになるとは想像していませんが、これから高校でもプログラミングの授業が始まっていくので、経験者として人に教えたり、年下の子に良い影響を与えたりできる存在になっていってもらえれば嬉しく思います。
プログラミングは息子にとっての強みだと思うのでこれからも学び続けてもらいたいです。

ーまさにD-SCHOOLの教室においては、頼れるお兄さんのような存在なので、これからも教室のみんなを盛り上げて牽引していっていただければ幸いです。
これからもよろしくお願いいたします!今回は受賞おめでとうございました。

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